現在、庭園の設計管理の仕事をしている。
現場は京都東山周辺にある植治の庭のひとつである。
設計管理といっても、庭の修復なので、新しい空間を生み出すのでない。
現場の痕跡をもとに設計するのが原則である。
地層や石と石の噛み方、仕事の痕跡をもとに設計をするのだが、
設計する際、痕跡を基準に進めるが、機能性において年月が経ち
手がくわえられているので簡単にはいかない。
時代経て、山の水から疎水の水、そして下水道設置に伴い水量が増え、
州浜が何層にも重なり水止めの高さが変わっている。
まず、新しい施工箇所は当初ではないのでとりはずすのが
原則的な考え方である。
当初でない場合は、除去し、当初のものを中心に全体を構築する。
しかし、当初のものでない上部の石をとりはずした際、水をうけきれず、庭に漏水してしまう場合がある。
ただ、取り除くだけではいかないのである。
これらを設計計画する際は、流れの水の量を想定し、
当初の石を基準に施工するのが、一番妥当である。
しかし、一つの箇所を下げるということは、現状にある空間性は変わり、
他の箇所も設計する必要が伴う。
すべての痕跡が残っているわけでもなく、完全に当初にもどせるわけではないので、全体の風景を読み取れてなければ設計はできない。
周りとの関係、場所の意味、庭の意味、製作者の意図など、現場の痕跡を基準に構築し、それらを踏まえ、現在の空間を展開する頭で設計しなければ、魅力ない庭になる。
これらの考えは、他の設計も同じ要素がある。
建築や道路など物質的に存在するもの。
そして、地域の歴史・空間不陰気などを読み取り、
それらを展開させ場所をつくるのである。
風景全体で空間を想像し、歴史の流れや未来を含め
場所やモノの意味を考え、新たなナニかつくりだすには、
様々な視点を吸収できる考えが必要だと考える。
現場は京都東山周辺にある植治の庭のひとつである。
設計管理といっても、庭の修復なので、新しい空間を生み出すのでない。
現場の痕跡をもとに設計するのが原則である。
地層や石と石の噛み方、仕事の痕跡をもとに設計をするのだが、
設計する際、痕跡を基準に進めるが、機能性において年月が経ち
手がくわえられているので簡単にはいかない。
時代経て、山の水から疎水の水、そして下水道設置に伴い水量が増え、
州浜が何層にも重なり水止めの高さが変わっている。
まず、新しい施工箇所は当初ではないのでとりはずすのが
原則的な考え方である。
当初でない場合は、除去し、当初のものを中心に全体を構築する。
しかし、当初のものでない上部の石をとりはずした際、水をうけきれず、庭に漏水してしまう場合がある。
ただ、取り除くだけではいかないのである。
これらを設計計画する際は、流れの水の量を想定し、
当初の石を基準に施工するのが、一番妥当である。
しかし、一つの箇所を下げるということは、現状にある空間性は変わり、
他の箇所も設計する必要が伴う。
すべての痕跡が残っているわけでもなく、完全に当初にもどせるわけではないので、全体の風景を読み取れてなければ設計はできない。
周りとの関係、場所の意味、庭の意味、製作者の意図など、現場の痕跡を基準に構築し、それらを踏まえ、現在の空間を展開する頭で設計しなければ、魅力ない庭になる。
これらの考えは、他の設計も同じ要素がある。
建築や道路など物質的に存在するもの。
そして、地域の歴史・空間不陰気などを読み取り、
それらを展開させ場所をつくるのである。
風景全体で空間を想像し、歴史の流れや未来を含め
場所やモノの意味を考え、新たなナニかつくりだすには、
様々な視点を吸収できる考えが必要だと考える。
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