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Ken Bukoh
「 いきたい庭(ろく) 」
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いきたい庭(ろく)

室町時代の庭をリストアップ。
といきたい所ですが、この時代の庭が明解に残っているの
はほとんどなく、ほぼ、改修を繰り返しています。

たとえば、銀閣寺↓


室町時代、足利義政によってつくられました。
錦鏡池(きんきょうち)を中心とする池泉回遊式庭園。
「苔寺」の通称で知られる西芳寺庭園(夢窓疎石作庭)を模して
つくられたとされていますが、
江戸時代に改修されており、創建当時の面影はかなり失われている
と言われています。
白川砂をならしてつくられた、「銀沙灘」(ぎんしゃだん)、
「向月台」など2つの砂盛りも、
今のような形になったのは江戸時代後期とされています。


でも、純粋にいきたい庭(ろく)にリストアップ

白川砂をつかった庭をつくりたくて、つくった訳ではなく、
そこに白川砂がでてきたから、それを利用してつくった庭。
その土地の風土から生み出されたものが、
その土地に存在した時、魅力ある庭になるんですね。


室町時代の他に有名な庭は、金閣寺庭園。


室町時代は、日本庭園様式のひとつの
浄土式池泉庭園(平安後期)の影響をうけ
石組を増強して、改修した庭園が作られています。

そして、室町後期になると、枯山水の庭が作り始められました。
石組を中心に、水を使わずに、山や滝をあらわし、
白砂によって海や川の流れをあらわした。

実は、龍安寺石庭もこの頃ではないかとされているんです。
室町時代に枯山水がはじまったんですね。


話しはかわりますが、この時代に庭づくりにおいて
興味のある人物がいます。

水墨画:雪舟
室町時代に活躍した水墨画家・禅僧。日本の水墨画を一変させた人物。

秋冬山水図(冬景図)↓


有名な雪舟も数々の枯山水の庭を作りました。
確実とされているのは、山口の常栄寺庭園、福岡の旧亀石坊庭園。

その他に雪舟の作ではないかと考えられている庭園が多くある。
京都では、東福寺芬陀院(雪舟寺)。


絵を描いて、庭づくり。
現代では、「図面」があり庭はつくられています。
予算や工期など様々な要素も含まれる「図面」

でも、本来は、「絵」がよめない人は、庭づくりはできないです。
絵を描くときの、風景のよみとりが、庭づくりに精通します。

「雪舟の庭」
水墨画と共に、庭をみたいものですね。
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